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リスの飼い方~初心者の飼育法~

リスにおやつは必要?おやつの効果と与え方

おやつの効果と与え方

人間で言うおやつとは、食事と食事の間に食べる少量の食べ物のことで、内容的には甘いお菓子などの嗜好品が大半です。

しかし、野生下におけるリスには、人間と同じ意味でのおやつは存在しません。

飼育下でも甘いおやつは必要ありませんし、特別用意する必要もありません。

ただ、リスを飼う際に、飼い主が特定の餌を利用してコミュニケーションをはかったり、飼い主がリスに何かをさせたい場合など、単にリスの食欲を満たすのではなく、飼い主が意図して効果的に用いる餌のことを「おやつ」とします。

ですから、普段与えている餌の中でそのリスの好きな餌であれば、ドングリであろうがペレットであろうが、おやつはなんでも構いません。

リスに与えるおやつの効果

普段から飼い主の手から直接おやつを与えていれば、リスは人に慣れることができます。

「餌をくれる人」と思ってもらえれば、飼い主がリスにとって単なる「怖い存在」ではなくなるでしょう。

一緒に暮らしていく上で「怖い存在」でなくなることは、非常に重要なことです。

リスのストレスの一つをなくすことができるし、飼い主もリスを扱いやすくなります。

また、普段から飼い主の手からおやつを食べていれば、掃除や動物病院へ行く時など移動用のケージに誘導するのが楽になります。

薬を飲ませる場合も、はちみつを薄めたものなどに薬を混ぜて与えると投薬がスムーズです。

おやつを食べている間に塗り薬を塗ることもできます。

おやつに不向きな食べ物

人間用に加工され塩や砂糖で味付けされているような食品は、基本的には避けましょう。

森で生きていたら、そういった食品は口に入ることのない食べ物です。

また、例えば病気で衰弱しているとか薬を飲ませたいといった場合は、はちみつを薄めたものなど与えても構いません。

しかし、これは一時的な措置であって、日常的に与えるおやつには適していません。日常的に与えるおやつは、高カロリー、高脂質、高糖質なものはやめましょう。

肥満の原因になります。具体的にはヒマワリの種、かぼちゃの種、クルミやアーモンドやピスタチオなどは脂質が成分の半分を占めます。クルミは68%くらいが脂質です。

しかし、冬眠前などは特にですが、生きる上で脂質も重要な栄養素です。極端に低脂質なエサも、極端に高脂質なエサと同じくらい危険です(皮下脂肪が少なすぎると、冬を越せずに死んでしまったりすることもあります)。

また、バラ科の植物の種子に多いようですが、ウメ、アンズ、モモ、リンゴ、ナシ、サクランボなどの未成熟な種に、青酸配糖体という毒素が含まれています。これらの種子をリスに与えるのは控えましょう。


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