エサの与え方
シマリスが一日に必要とする餌の量は、およそ30グラムです。
種子、雑穀、野菜(葉物、イモ類など)、果物、ペレットなどを、午前中のできるだけ早い時間に与えます。
リスは昼行性で活動開始時間も早いので、エサも午前中に必要です。
大きな食材はリスが手で持てるくらいの大きさに切り分け、水分の多いものは餌入れに入れます。
種子類などの固形物は、床に撒いてあげるとリスが喜んで探します。
サツマイモなどのイモ類は、調理せずそのまま与えて構いません。
茹でたりレンジで加熱したものの方が好きな場合は、加熱したものを与えてもいいでしょう。
リスは食べ物を隠す習性があります。巣箱などに前の日のエサがあったとしても、毎日与えてください。
また、隠したエサで巣箱がいっぱいになってしまっているとか、果物のような傷みやすい食べ物をため込んでいる場合は、取り除いてあげましょう。
エサを変える時、新しい食べ物を与える時
例えばいつもA社のペレットを主に与えていたけれど、B社のペレットに切り替えたいといった時には、A社のペレットを使い切ったらB社のペレットにチェンジするのではなく、A社のペレットにB社のものを混ぜて、徐々に慣らしていきましょう。
また、今まで与えたことのない食材を与える時は、少量与えて様子を見て、問題ないようでしたら続けて与えていくようにします。
例えばレタスやスイカなど、繊維質に対して極端に水分量の多い食品などは特に、慣れていないのに一度にたくさん摂取すると、下痢を引き起こす場合があります。
季節に合わせたエサを
野性下でのリスの餌は、季節ごとに食べる餌の内容と配分が変化します。飼育下においても、できるだけそのようにしたいものです。
春
貯えておいたドングリを主に食べますが、芽吹いてきた木の芽や草花も多く食べます。
また、繁殖シーズンでもありますので、特に出産を控えたメスは高タンパクな食事を摂ります。
夏
春に咲き終えた花が付けた実や種を食べます。
虫も多くなる時期ですので、リスにとっては貴重な動物質の食事となります。
暑い時期だからといって、冷たく冷やしたエサを与える必要はありません。
秋
エサの少なくなる冬に向けてエサを蓄え、リス自身も脂肪をたくわえようと食事量の増える時期です。
野性下ではドングリが主なエサになるので、可能な限り用意してあげましょう。
冬
秋に蓄えておいたエサを中心に食べます。
秋のうちにドングリを冷凍保存しておき、エサとして出してあげましょう。
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