リスは巣箱が拠点!巣箱の設置場所と方法
リスは巣を拠点とした生活を送ります。
人間で言えば家にあたります。夜の眠りから目覚めると、巣を出て食料を探しに出かけ、びっくりしたり危険を感じたら巣に逃げ帰ります。
暑かったり寒かったりしたら、巣の中で休憩もします。
秋には餌やはっぱを集めて冬眠の準備をします。冬眠をするリスは、一年の半分近くを巣の中で冬眠して過ごすのです。
ですから、リスにとって快適な家となるような巣を選びたいものです。
リスは、野生下においては自分の気に入る場所や内容の巣でなければ、気に入ったものが見つかるまで探します。
ペットとして飼う場合、これはなかなか難しいものです。ケージに余裕があるならば、2個くらい巣箱を用意してみましょう。
手作りしてももちろん構いませんが、ホームセンターやペットショップで売っている巣箱を利用するのがお手軽です。
木で手作りするなら、巣の出入り口にやすりをかけて滑らかにしましょう。ささくれたままだと、怪我をしてしまう可能性があります。
また、巣箱を購入する場合、お店でリスやモモンガ用の木製の巣箱が売られていますが、なければインコなど鳥用のものでも大丈夫です。
巣穴が巣箱の壁の上方にあけられているものと、巣箱の床につくように開けられているものがあります。
どちらの巣穴のタイプでもかまいません。
また、リスにとって巣は安心して休息できる場所ですので、例えばプラスチック性で中が見えるようなものはやめましょう。
巣に必要な資材
リスは自分の巣に葉っぱなどを敷き詰めて、快適に過ごせるように工夫します。
ですから、飼育下でも同じ行動がとれるよう、ケージの床に落ち葉を用意してあげましょう。
なかなか落ち葉を用意するのは難しいという場合は、ペットショップで売られている干し草でも代用できます。
小さくちぎったり、シュレッダーにかけた新聞紙でも大丈夫です。
いずれも夏場などは特にカビが生えやすいので、定期的に交換してあげてください。
巣の設置場所
ケージの出入り口から離れた高い所に設置します。その際は、固定器具でしっかり固定し、ケージから巣箱が落ちないようにします。
また、直射日光が当たる場所だと、巣箱の中の温度が高くなり夏場は非常に危険です。熱中症になってしまいますので、直射日光は避けます。
ケージの開閉場所が天井部の場合は、床に置くか、床の少し上あたりがいいでしょう。巣の設置場所は、できるだけ扉から離します。
また、床置きする場合、トイレや餌場などの配置バランスも考え、ゆとりある動線になるように心がけましょう。