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リスの飼い方~初心者の飼育法~

リスの繁殖

交尾

4月から5月にかけての春が繁殖期です。
生まれた翌年の発情期から、妊娠可能となります。この時期になると、メスは約2週間おきに1~3日間発情します。

発情期には鳴き声をあげ、生殖器が肥大します。このタイミングに、オスを同じケージに入れてお見合いさせます。
部屋に放して散歩させる習慣のあるリスは、2匹を部屋に放しても構いません。

メスがオスを受け入れると、お見合い成功です。

お見合いが失敗して、メスがオスを攻撃するようなら、いったん2匹を引き離します。
約2週間後の次のメスの発情期に、再びお見合いをしてみましょう。

お見合いが上手くいかない

相性もありますので、どうしてもうまくいかない場合もあります。

また、ペットショップで売られているシマリスは10種類以上の品種があります。
違う品種のため、交配がうまくいかない場合もあります。

また、ホルモンの異常も要因として考えられます。
室内飼いの場合は朝になっても部屋が暗かったり、逆に夜遅くまで部屋の中が明るかったりすると、正常に性ホルモンを分泌できない場合があります。

エサも偏ったバランスだと良くありません。
できるだけ野性に近い住環境を整えることによって、リスの体も正常に育まれます。
繁殖をさせたいのでしたらなおさら、適切な飼育環境を意識する必要があります。

サプリメント

発情を促すために、ビタミン剤を摂取させる飼い主さんもいるようです。
特にビタミンEは視床下部の働きを活発化させ、ホルモンの分泌を促します。
ビタミンには水溶性と脂溶性の2種類に分かれ、水溶性は主にビタミンB群で、脂溶性はビタミンA、D、E、Kなどです。
水溶性ビタミンは過剰分を尿によって排出しますが、脂溶性ビタミンは過剰分が体内に蓄積されてしまいます。
そのため、過剰摂取は肥満の原因となるため、注意が必要です。

ビタミンは普段のエサとして与える野菜や果物や種子類にも、十分含まれています。
発情を促そうと春にサプリメントを与えなくても、エサからの摂取で必要量は確保できているはずです。

それでもなかなか繁殖がうまくいかないといった場合は、安易にサプリメントを与えるのではく、獣医師に相談してから与えるようにした方がいいでしょう。
もし与えるなら、サプリメントの注意書きをよく読み、用量を守りましょう。

水溶性ビタミンも尿で排出されるからといって過剰摂取し続けると、体内での吸収率が落ちてくるという報告もあります。
水溶性であれ脂溶性であれ、適量にこしたことはありません。


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