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リスの飼い方~初心者の飼育法~

出産と子育て

産後の様子

妊娠期間は約30日で、出産が間近になると落ち着きがなくなり、その後巣にこもるようになります。

無事妊娠期間を終えると、母リスは3~6匹の子リスを産みます

子リスは母乳から必要な栄養を摂りますので、母リスには十分なエサと飲み水を用意します。

基本的に子リスのお世話は母リスがしますので、産後しばらくは飼い主は母リスのお世話のみをすればいいのです。

掃除などの日々のお世話は、妊娠中に引き続き必要最低限に抑えましょう。

普段は神経質ではないリスでも、出産後も気が荒くなっている場合があります。静かに過ごせるように心がけましょう。

また、安心して子育てできる巣を求めて、母リスが子リスと一緒に引っ越しをすることがあるので、ケージ内に巣箱を複数用意してあげるといいでしょう。

生後30日くらいで子リスの目が開き、だんだん母乳以外のエサを口にするようになってきます。

巣箱の外にも出てくることが増えてきて、活動も活発になっていきます。

生後60日くらいで離乳を完了し、そろそろ巣立ちの時です。
子リスを里子に出すなら、この頃にしましょう。

そのまま同じ飼い主さんが飼うなら、子リスの数だけケージと巣箱を準備します。

リスは単独行動をとる動物ですので、そのまま同じケージで飼い続けると、親子や兄弟でケンカする恐れがあります。

育児放棄

産後、母リスが子育てをしなくなってしまったり、子リスを食べてしまうことがあります。

騒音や人の気配など落ち着いて子育てできない環境であると感じた場合や、エサのバランスの悪さや量の不足など、様々な原因が考えられます。

たとえ妊娠・出産前と同じ飼育環境であったとしても、出産前後のリスは神経質になっていることがあるので、過敏になった分だけストレスを感じられるのかもしれません。

また、子リスに先天的な病気があったり、何らかの理由で育たない子であると判断した場合も、母リスは子育てしなくなる場合があるようです。

母リスが育児放棄してしまったら、飼い主が子リスの母に代わって人工保育で育てていきましょう。

離乳食

人間の赤ちゃんのような、段階的に消化しやすい形状の食べ物から普通食に移行させていく、いわゆる「離乳食」は、子リスには必要ありません。

生後30日くらいまでは母乳のみで育ちますが、それ以降は種子類などの普通のエサを、だんだんとたくさん食べていくようになります。

それに伴って子リスの母乳の摂取量も減っていきます。子育ては母リスにお任せしましょう。


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