妊娠中のお世話
お見合いが成功したら、オスとメスは別々のケージで飼育します。
妊娠中のメスが、オスを攻撃することがあるためです。
また、妊娠中のメスには十分なエサを用意しましょう。
普段より高タンパク、高カルシウムを心がけます。ドングリやナッツ類、ペット用のにぼしなどを普段のエサにプラスしてあげます。
水分に関しても、いつもはそんなに給水器から飲み水を飲まないリスでも、妊娠中はよく飲む場合があります。
飲み水を切らさないようにしましょう。
また、掃除は手早く簡単に済ませましょう。
妊娠で気がたっているリスの場合、長い時間かけてピカピカにされることは迷惑以外の何物でもありません。
できるだけ静かに過ごさせてあげましょう。
妊娠中はとにかくストレスなく、静かに過ごすことが重要です。
掃除は汚れた個所を交換する程度にし、十分な食事を用意して、母リスにストレスがかからぬ様、静かにそっと見守るよう努めます。
妊娠期間はおよそ30日前後で、出産が近づくにつれ落ち着きがなくなってきます。
巣箱にこもると間もなく出産となります。
妊娠中、攻撃的になる
妊娠中は普段は飼い主によく慣れているリスでも、触ろうとすると攻撃してきたりする場合があります。
子供を守ろうとする本能なので、そういう時は距離を置きましょう。
具体的には
- 触ったり手に乗せたりするコミュニケーションは控える
- 頻繁にケージや巣箱を覗いて様子をうかがったりしない
- できるだけリスの視界に入らないようにし、静かに過ごす
といった対応を心がけます。
また、ケージや巣箱の掃除も手早く済ませましょう。
大型のケージや部屋にはなして飼っている場合は、リスが眠っている間にさっとすませると、攻撃されずにすみます。
手を噛まれたりして飼い主も被害にあいますが、リスもストレスを感じたからこそ攻撃してくるのです。
こういった妊娠中の接触によるストレスや、出産と子育てに向かない住環境であると感じた場合など、産後、リスが育児放棄してしまう原因になるので注意が必要です。
尚、もしリスに噛まれてしまった場合は、傷口を消毒して殺菌します。
噛まれた後に飼い主さんの体調がすぐれないようでしたら、病院で受診しましょう。
ペットショップで売られていたリスなら、輸入する際に感染症にかかっていないことを検査・証明されていますが、一般的に、げっ歯類を介して感染症にかかる可能性もあります。受診の際には、リスに噛まれたことを伝えます。
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