ケージを掃除する、動物病院に連れていくなど、リスを移動させる必要がある場面があります。その際には、リスが逃げ出さないように十分に気をつけます。
人によく慣れていて同じ室内をごく短時間で移動(例えばケージにリスを戻す時など)するような場合は、人が手でリスを持って移動することも可能です。
ケージを掃除する
ケージを掃除する際、リスを移動させて別の場所で待機させ、その間に掃除することがあります。その場合、移送用の小さなケージにリスを入れておくのがいいでしょう。
例えばリスにおやつを見せて、それを取ろうと近付いてきたところをそっと捕まえ、リスがおやつを食べている間に移送用のケージに移すと簡単です。
掃除が終わったらリスを手で捕まえてケージに戻すか、移送用のケージを掃除の終わったケージの出入り口につけて、リスが元のケージに戻るまで待ちます。
動物病院に連れていく
ケージを掃除する時と同じように、おやつを使ってリスを移送用の小型ケージに移動させます。
診察の内容によっては、食事を食べさせないように指示される場合がありますので、その時は指示に従い、おやつで誘導せずに、手で捕まえて移送用ケージに移します。
車の場合はケージを床に置いて、転倒しないように固定します。
電車などを利用する場合は、透明なプラスチック製のケージはリスが怖がりますし、他の乗客の迷惑になりますので、必ず布で覆ったりバッグに入れるなどして、外界から遮断できるようにしましょう。
動物病院についたら、リスを見せるように指示が出るまで、絶対にケージから出さないようにします。
慣れていない場合や、緊急の場合
まだ飼い主の手に乗るくらい人に慣れていない場合や、地震など緊急に避難しなければならない場合などは、ケージから巣ごと取り出し、そのまま移送用のプラスチック製ケージなどで移動させます。
逃走対策
十分に注意しても、リスが逃げてしまう場合も考えられます。飼育下においてのリスの逃亡はおよそ16%というデータもあります。
リスを飼育すると決めた時点で虫取り網のようなものを準備し、逃走対策をたてておきましょう。
また、例えばリスを手に乗せている時、急に飛び降りようとしたからといって、リスのしっぽをつかんではいけません。リスのしっぽは簡単に切れてしまいます。
リスが逃げ出そうとした時にしっぽをつかむのは、逃走を阻止する手段にはなりません。
また、リスのケージをあける際は、部屋のドアや窓を閉める習慣をつけましょう。
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