旅行や出張などで数日間家を空けることの多い人なら、リスを飼うのは不向きでしょう。
そのたびにペットホテルや知り合いに預けるのは、リスにとって大きな負担になります。
リスを飼う前に十分検討したい点です。
リスを飼い始めて、旅行や帰省などで家を離れなければならない時、リスにとって最良の選択をしたいものです。
選択のポイントは、温度管理ができるところかどうか、エサを確保できるかどうか、リスにとってストレスとなる場所かどうかなどです。
短期の留守
1~2泊程度の留守なら、リスだけ家に残して留守番させることも可能です。
ただし、お盆の帰省など夏場の暑い時期は、エアコンを使用した状態にし続ける必要があります。
冬場ならペットヒーターを使用しますが、一定の時間が経過するとオフの状態になってしまうタイプだと難しいでしょう。
その場合はエアコンも使用します。
エサは留守にする日数分、餌入れに用意して出かけましょう。
不安なら少々多めにしておきます。
最近では、タイマーで自動的にエサが出てくるフードフィーダーも販売されていますので、これを利用すると最初の日にエサをほとんど食べてしまったために、留守番最終日にエサが無くなってしまうような心配がありません。
また、野菜や果物など傷みやすいものは一日分だけにし、食べきれる量にします。
給水器のボトルにも飲み水を十分いれておきましょう。
3日以上の留守
いくら春や秋などの温度管理をさほど必要としない時期でも、3日以上の留守になるとエサの心配だけでなく、ケージ内の衛生状態も悪くなってきます。
ペットホテルに預けたほうが安心です。
しかし、リスにとっては知らない場所に預けられることや、その際の移動、家に比べてペットホテルでのケージが狭いなど、様々なストレスも伴います。
外出から帰った際は、リスの体調に注意が必要です。
頼れる人があるのなら、留守の間リスのお世話を頼むのもいいかと思います。
お世話中に分からないことがあっても大丈夫なように、ケータイなどですぐに連絡がつくようにしておきましょう。
一緒に連れていく
移動の負担も比較的少なく、移動先でリスの住環境が確保できるなら、一緒に行くのもいいでしょう。
この場合は移動中の温度管理がポイントになります。
特に公共の乗り物を使うと、寒暖差が大きく負担です。
保冷剤やカイロを移送用プラケースの床半面にセットし、リス自身で温度調節できるようにしておきます。
移動先でのエサや床材など必要なものはすべて持っていき、滞在が長期になる場合は、滞在先で飼育に必要なものを購入する場所と、動物病院を調べておきましょう。
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