家庭での健康チェック
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リスは体調の変化を言葉で伝えることができません。
ですから、毎日のお世話やコミュニケーションの中で、体調の変化をチェックしましょう。
掃除
ケージの掃除でリスの排泄物を撤去する際、健康チェックをします。
フンの大きさや硬さ、量やニオイ、色など、いつもと違いはないか確認します。
トイレで排泄する習慣のあるリスの場合は分かりにくいかもしれませんが、尿の量や色、ニオイ、排尿する場所などをチェックしましょう。
また、特に秋には巣箱内のエサの量もチェックします。
エサの少なくなる冬の為に、リスはエサを蓄える習性がありますが、なかには貯蔵することに一所懸命になるあまり、エサの摂取量が減って体重減少してしまうリスもいます(逆に太りすぎるリスもいます)。
巣箱の中にあまりにたくさんのエサがあるようなら、リスの体重をこまめに量って体重の増減に注視します。
エサ
食べる量がいつも通りだったか食べ残しの量をチェックし、飲み水の減り具合はどうかを確認します。
コミュニケーション
手に乗せたり体を触ったりして、リスの体に異常がないか確認します。
健康管理をするためにも、普段からリスと仲良くすることは重要です。
おやつを使ってリスを手に乗せたり抱っこするコミュニケーションを、普段からはかっておきます。
手に持っている時、ひどく毛の抜けているところはないか、毛艶やは良いか、傷を負っていないか、といった外観に異常がないかどうかの確認をします。
そしたら、目やにはないか、鼻水は出ていないか、歯が伸びすぎていないか、手足の指はちゃんとあるか、生殖器と肛門はきれいかといった、顔や細部の状態をチェックします。
よく慣れたリスなら、手に持っている時に体の各部を触って、腫れやしこりがないか探してください。
また、ケージ内で遊んでいる様子なども観察し、足を引きずっていないか、機嫌良く遊んでいるか、うずくまってあまり動かないようなことはないか、といった点を確認しましょう。
体重
時々リスの体重を量りましょう。
移送用の小型プラケースにリスを移し入れ、料理用のスケールにケースごと乗せます。
重さを確認した後リスをケージに戻し、今度はプラケースのみの重さを量ります。
この2つの重量差が、リスの体重になります。
こういったポイントを日々のお世話の中でチェックし、異常があったら動物病院に連れて行きます。
特に下痢は、人間だと病院に行くほどのことではないのですが、リスの場合は迷わず受診しましょう。
たかが下痢ですが、放っておくと命に関わる場合がありますので、甘く見ない方がいいです。